MENU

仕事に行きたくない

 仕事に行きたくないと感じることありませんか?その気持ち、私もよくわかります。特に連休後は、どうしようもないほどその感情に飲み込まれてしまいます。こうした現象を巷では「サザエさん症候群」と呼ばれることもあります。

 サザエさん症候群とは、日曜日の夜に憂鬱感や不安感を抱く心理的な状態を指します。これは、次の日が月曜日で仕事や学校が始まることに対するストレスや緊張が原因とされています。この名称は、日曜日の夕方に放送される、「サザエさんを見ると週末が終わる」という感覚が由来しているようです。

 私はシフト制の仕事をしているため曜日の感覚はありませんが、休日は頻繁にこの「サザエさん症候群」に陥ります。ひどい時は、3連休の2連休目の朝から「明後日から仕事だ・・・」と憂鬱な気分になります。そして仕事前日の夜は「寝たら次の日が来てしまうから眠りたくない」と思い、夜更かししてしまい、結局朝起きるのが辛くて仕事に行きたくない気分を助長させる結果となります。こうなってしまうと、休日を満喫できなくとても辛いものです。

目次

私が試している対処方法

 不思議なことに、仕事に行ってしまうと憂鬱な気持ちは少しずつ薄れていくものです。むしろ、やる気が湧いてきたり、達成感を感じたりする瞬間もありますよね。辛いのは「行く前」の憂鬱な気持ち。これさえどうにかできれば、もっと楽になれるのではないかと考え、最近はその脱出方法を模索しています。ここでは、私が試して「これ良いかも!」と思った方法をご紹介します。

ご褒美を準備する

 私がこの「負のループ」に陥ったときに試している対処法の1つが、「仕事の日に自分へのご褒美を準備する」という方法です。次の休日にご褒美を設定するのも良いのですが、私の場合、それまでモチベーションを保つのが難しいと感じることがあります。そこで、「仕事の日」に楽しみを用意してしまおうと考えました。

 例えば、私は甘いものを食べながらコーヒーを飲む時間が大好きです。ほっと一息つけて、幸せを感じる瞬間でもあります。このほっとする時間を、仕事の日にも作ってみようと思いました。具体的には、好きなおやつを持って行って、お昼ご飯や仕事の合間に楽しむようにしています。
 
 また、仕事が終わった後には、さらに大きなご褒美を設定するのも効果的です。例えば、「好きなご飯屋さんで美味しいものを食べる」「お気に入りのYouTube動画や映画を観る」など、自分が心から楽しめる時間を作るようにしています。この小さな楽しみがあるだけで、仕事に向かう憂鬱感が和らぐのを感じます。

気持ちを書き出して分解、分析する

 次に試しているのは、「仕事に行きたくない」という気持ちを紙に書き出して、分解し、分析する方法です。
 
 例えば、「仕事に行きたくない」という漠然とした気持ちを、なぜ行きたくないんだろうかと考え書き出してみます。「朝起きるのが眠くてつらい」「通勤が長くて嫌だ」「上司が理不尽で嫌だ」「特定の同僚が苦手」「外部との連絡がストレス」など、具体的な原因が浮かび上がってきます。
 
 こうして書き出してみると、「明日の仕事に行きたくない」という漠然とした不安や嫌な気持ちが整理され、案外解決可能なこともあると気づけます。「朝起きるのがつらい」のなら、早めに寝る習慣をつける。「通勤が長い」のが嫌なら、引っ越しや通勤時間を有効に使う工夫を考える、など解決策が見えてきます。「行きたくない」という気持ちを分解することで、それを解消する方法に目を向けるきっかけになります。

 私の場合、幸いなことに職場の上司も同僚もみんな良い人で、嫌な人は一人もいません。それでもなぜ行きたくないと感じるのか、自分なりに掘り下げて考えてみたところ、人見知りな性格が要因になっている事に気づきました。初対面の人や慣れていない人とのコミュニケーションに苦手意識がありますが、仕事ではどうしても人とのやり取りが避けられない場面があります。そのたびに「話が続かなかったらどうしよう」「判断を間違えたらどうしよう」「ミスをしてしまったらどうしよう」「変なことを言って変に思われたらどうしよう」と不安になりやすいです。

 こうした自分の気持ちを整理し、分析することで、少しずつですが「どう対応していくか」という方向性が見えてきた気がします。

やってみておすすめできない事

 仕事の日が来るのが嫌すぎて、「いっそのことオールしてしまおう」と夜更かしを試みたことがあります。しかし、当然ながらオールなんてできるはずもなく、翌朝はただただ眠くて、起きるのがさらに嫌になってしまいました。結局、逆効果になってしまったのです。この経験から学んだのは、無理をして気持ちを紛らわそうとするよりも、しっかりと睡眠をとり、心身を整えることが大切だということです。短期的な感情に振り回されず、翌日に備えることの大切さを実感しました。

「仕事に行きたくない気持ち」を受け入れる

 「仕事へ行きたくない」と感じた時、大切なことはその気持ちを否定せず、まずは受け入れることです。「仕事に行きたくないと思っている自分はダメだ」と自分を責めてしまうと余計に気分が落ち込んでしまいます。「私は仕事に行きたくないんだな。」と自分の気持ちを受け入れてあげることが大切です。そのうえで、「どうして行きたくないのかな?」と少しずつ理由を考えていけば良いのです。
 
 そして、本当にどうしても仕事に行きたくない日は、思い切って休むのもひとつの手です。もし無理が続くようであれば、辞める選択をすることだって悪いことではありません。自分の心と体を守ることが最優先だと思います。

 仕事に行きたくないという気持ちは、誰にでも起こり得るものです。それを無理に押し込めず、自分を労わる方法を少しずつ試しながら探していきましょう。私も「これだ!」と言う完璧な方法を見つけたわけではありませんが、ほんの少しの工夫で、日々のストレスを軽減する助けになるはずだと思っています。お互い工夫しながら、日々のストレスを少しでも軽くしていけたら良いですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

はじめまして。料理と旅が好きなNAKACです。
旅行にはなかなか行けないけれど、世界の料理を作って楽しんでいます。
いつか本場の味を現地で味わうのが夢。
日々の暮らしの中で、好きなものを探しながら過ごしています。

目次